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タクシーであってはならない事件

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タクシーであってはならない事件
タクシーの広報という意味では、次の事件はお知らせしたくない類のニュースですが、やはり逃げる訳にはいきません。以前も書きましたが、タクシーに絶対必要とされる要件は「安全と安心」です。接客サービスとか値段とかもタクシー会社を選択する要素になるかもしれませんが、「安全と安心」は何よりも優先される点です。以下のような事件がある限り、タクシーはいつまでも「雲助」呼ばわりされてもしょうがないでしょう。
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長崎署は18日夜、営業運転中に客として乗せた女性に性的暴行をしたとして、住所不定、タクシー運転手(49)を強姦(ごうかん)容疑で逮捕した。容疑を認めている。
 調べでは同容疑者は17日午後2時ごろ、長崎市内で女性を乗せたが、告げられた目的地とは違う長崎市元船町の長崎港の岸壁に連れて行き、「おれはやくざだ」などと脅して車内で暴行した疑い。目的地付近で女性を降ろしたという。
 同署は、女性が覚えていた同容疑者の顔や車体の配色などから酒井容疑者を割り出し、立ち回り先で酒井容疑者を見つけた。
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私は、昨年の国土交通省のタクシービジョン小委員会でも、「タクシー運転手資格制度」の必要性を訴えました。同業者の中には「資格制度とか作ったら運転手がいなくなる」という否定的な意見が多いのですが、こんな事件がある状態ではタクシーの質も上がらず、結果的に若い人の選択する仕事にはなりません。結果的に将来の働き手を増やそうと思ったら、今ハードルを上げて絞り込むことが必要だと思うのです。
 当社の接客もまだまだ不満ですが、こういった事件だけは起こさない社員ばかりだと、それだけは自慢できます。
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