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夏と言えば「宵々山コンサート」

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夏と言えば「宵々山コンサート」
日本の三大祭りのひとつ、京都の祇園祭。その前日を宵山(よいやま)と言います。さらにその前日に新しいお祭りを始めようと「宵々山(よいよいやま)コンサート」が毎年行われています。場所は京都・祇園・八坂神社の奥の森に囲まれた「円山公園音楽堂」。
 「自分たちの音楽を自分たちの状況で作り出せる」のが高石ともやさんの考えていたフォーク。それを何とか実現したいと思っていました。それを形にしたのが「宵々山(よいよいやま)コンサートでした。
 開催場所を京都にしたのは、コンサートを恒例のものにするには「行事を大切にする街」だから。また、開催日を7月15日としたのは山鉾巡行を前に京都に人があつまってくるから、そして自然を感じられる場所として野外の音楽堂が選ばれました。
  1973年。高石ともやさん、榊原さん、永六輔さんの三人が核となり第1回の「宵々山コンサート」が祇園祭の前々日の7月15日に開かれました。よい席をとろうと何日も前から会場周辺でテントに泊まり込む人もでて会場は満員でした。ゲストの渥美清さんはあまりの大歓声にびっくりして、思わず舞台の袖に引っ込んでしまった話は伝説になっています。
 永さんの卓越した話術の司会は健在のようです。今年も、この宵々山コンサートを見に行った友人から、永さんのジョークが紹介されました。
・・今年はフランスの小話がいっぱい出ました。ひとつご紹介~
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「とても犬好きな貧乏な夫婦がいました。貧乏で貧乏で遂に食べる物がなくなり、このままでは死んでしまうので仕方なく可愛がっていた犬を食べてしまいました。食べ終わった後、残った骨を見て夫婦が言いました。ああ、ポチに食べさせてやりたいねえ」
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