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中学校の給食が必要か否か

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中学校の給食が必要か否か
中学校の完全給食導入を検討している北九州市で、市立63中学校の校長全員が弁当持参の「現状維持」を望んでいるということです。
 理由として「弁当によって親子のきずなが確認できる」「学校だけでなく家庭でも食育を担ってほしい」という要望、授業時間や部活への影響▽いたずらや配膳トラブルの不安▽給食費滞納▽教職員の負担増――などが挙がったということです。
 私自身は高校まで埼玉県でしたので、中学までは給食でした。給食が当たり前と思っていたら、北九州ではないのが当たり前だったのです。たぶん、北橋市長は、「給食にして欲しい」という市民の意見を聞いて公約にしたのだと思います。ところが、学校の反応は意外でしたね。さて、本当はどうあるべきか?親子のきずなを弁当で築かないといけないかという議論には疑問を持ちますが、給食費滞納や教職員の負担は増えるでしょう。でも、生徒同士や先生との絆は深まるような気もします。私は何よりも、子供たちが同じ栄養を取ることができる点が一番大きな利点ではないかと思います。「食育」という点を教師がどう考えるのか、私は興味があります。
 これから検討が進むことと思いますが、ぜひみんなで徹底的な議論をして欲しいものです。
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