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北九州職員の公用車転売について

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北九州職員の公用車転売について
十数年前の話ですが、北九州市の救急車を払下げできないものかと、市に問い合わせしたことがありました。他の行政では、廃車にする救急車や公用車を公売する事例があったので、入札する機会がないかと考えて調査してみました。結論としては、指名業者以外には売買できないとのことで、何か釈然としない思いを抱いていました。この前は、わざわざ箕面市からオークションで買ってきたくらいなのです。
 ニュースでは、公用車を職員が勝手に転売して利益を得ていたという記事がありました。
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北九州市庁舎管理課の50代男性職員が少なくとも3年前から廃車見込みの公用車をインターネット競売サイト「ヤフオク!」などで転売し、1台で5万~6万円の利益を得ていたことが毎日新聞の取材で分かった。職員はどの公用車を廃車にするかの判断に関与できる立場だった。取材に「小遣い稼ぎにネットで4台ほど売った。公の人間として反省している」と転売を認めた。廃車になる見込みの公用車を職員が自己名義に替えて私物化する手法は「市職員OBから聞いた」と話し、こうした行為が市内部で長年慣習化していた可能性も浮かんでいる。市は事実関係を調査する。
 市が使用している公用車は現在約1700台。市は廃車対象となった軽自動車(水道、病院、交通部門を除く)について、11年度は21台、12年度は43台を1台当たり2万~14万円で指名業者限定の入札により売却。職員が関係した中古車販売業者も入札で落札したといい、職員は「入札については不正はない」と説明した。
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 私がかつて指摘したように、そもそも指名業者以外に売却できない体質自体が大きな問題だと思います。他の分野ではオープンになってきている北九州市なのに、なぜ財産処分の部分だけがここまで遅れているのか、不思議です。私は、かつては指名業者がよほど裏関係の力がある団体で、誰もメスを入れれなかったのではないかと勝手に想像したものです。果たして、実際はどうなのでしょうね?
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