昨日(2007/03/23)のWBSに「雲のうえ」が紹介されました
3月23日ワールドビジネスサテライト(23時から放送)の中の「地方都市がブランドに」というコーナーで、北九州市の広報誌「雲のうえ」が紹介されました。以下、紹介分を掲載します。
・・・
北九州市では人口減少の歯止めに向けて、フリーペーパーを使った都市ブランドづくりを開始している。
「北九州に関心を持ってもらう。さらに行ってみたいと思ってもらう」(吉田茂人 課長/北九州市 企画政策室)
北九州市では去年10月から、3ヵ月に1度のペースで発行するフリーペーパーを出版。制作費950万円のうち、市役所が350万円を出し、残りの600万円は広告費で賄っている。1回の発行部数はおよそ10万部だ。
大小合わせると100ヵ所ほどある北九州市の市場だが、近年は人口減少の影響はもちろん、大型スーパーの出現などで活気を失いつつあるのが現状だ。
「住みやすい都市づくりの中で、市場が担う役割は大きい。それに加えて、観光的な要素も大事だと思う」(中尾憲二 社長/米夢マイム)
フリーペーパーは第2号までが出版され、現在までにおよそ600通のハガキが反響として送られている。
フリーペーパーでは、北九州市の伝統や文化なども伝えられている。「角打ち」といわれる酒場で直に酒を注がれて飲むスタイルは、今では若い女性たちの間で人気となっているという。
政令指定都市になっている北九州市では人口が減り続け、2年前には100万人を割ってしまった。フリーペーパーの出版で観光客や定住者の増加を狙うが、試行錯誤は続きそうだ。
「北九州全体のブランド力をつけていくのが大きな課題。それに向けて市も民間と一緒に取り組んでいこうと思う」(吉田茂人 課長/北九州市 企画政策室)