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中間市のタクシー会社が大手に譲渡

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中間市のタクシー会社が大手に譲渡
12月1日付けで、中間市のひかりタクシーを第一交通産業が買収したという発表がありました。
 私がタクシー会社を受け継いだ時には、中間市にはタクシー会社が5社ありましたが、これで3社が倒産や廃業で大手に譲渡したことになります。タクシーが過剰と言われていて各社が減車をしている中で、倒産や廃業でもタクシーが減らないのは何故でしょう?
 それは、今の制度がそうさせているのです。今は特措法下で、新規開業も増車もできません。ですから、事業を拡大しようとすると買収しか手立てがないのです。そうなると、タクシーの権利をもっているだけで、それがお金になる。1台いくらで譲渡の取引が行われるから、廃業する会社も売ろうとするのです。
 こんなバカなことをやめさせようとするなら、増車を自由化するか、譲渡を禁止するか、です。本当は譲渡を禁止するのがいいのかもしれませんが、そうすると会社の集約など、前向きな変更までを制限してしまうことになります。結局は、規制があること自体が問題なのだと、私は思うのですが。
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