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三社参りタクシーは?

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三社参りタクシーは?
あるタクシー会社の社長との雑談で、以前「三社参りタクシー」を企画したけど断念したという話を聞きました。
 正月には近場の三社参りをする人も多いと思いますが、タクシーで安価に回ることができたら、飲酒運転も気にならないしいいかもしれないと思いました。タクシーの1時間貸切運賃は、現在3,900円ですが、彼が考えたのは45分に短縮すると2,900円になるので、それくらいなら頼みやすいだろうということでした。
 彼が断念した理由は、「原価計算書を提出しなさい」と運輸局に言われたからだそうです。30分刻みの時間制運賃を15分刻みに変更するには、原価計算書が必要という訳です。
 「原価計算書」というのは、収入に対して燃料や人件費などの支出を示して、その収支を問うものです。しかし、正月だけでも数%にも満たない需要に対してそれがどう影響するかをどうやって判断するのでしょう?30分刻みを15分刻みにすることで、収支にどれくらい影響すると考えられるか?一方では、半額に近いZOCが認められようとしているのです。
 運輸行政がおかしいとしか言えないと思いませんか?龍馬伝を見る度に、自分も江戸時代に商売をしているような感覚になってしまいます。
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