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民間救急とは?

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民間救急とは?
タクシー事業者等が取り組んでいる「民間救急」には、「福祉系」と「医療系」があるという指摘が、全国福祉輸送サービス協会の会報誌に書かれていました。
 昔は、前者の「福祉輸送の延長として行っていた」ものがほとんどでしたが、最近は救急車の払い下げ車両などを使用して、車内に酸素を備え付けたりしている「医療系」も増えてきています。両方とも「民間救急」と呼ぶので、その違いを明確にすべきという議論があります。
 また、最近は車内の“酸素”の取扱が問題になっていて、酸素の特例販売許可をもたない民間救急事業者が酸素を買うことも使用することも違反なのだそうです。私は当初から酸素の使用には疑問を持っていましたが、やはり無理だったようです。事業者団体として、酸素の使用を認めてもらおうとする動きもあるようです。
 救急車が足りないということで、以前にも、消防の担当者が我々事業者に協力要請をしてきたことがあります。しかし、消防の基本的な考え方は、救急車の代わりではなく、「救急車の必要がない人への対応」であり、どちらかというと「福祉系」を求めるものです。最初から「医療系」までは望まれていないことに、事業者は気付くべきなのです。
 もっと、消防局と本音を話し合った方がいいと思います。
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