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ソウルのブラックボックス

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ソウルのブラックボックス
ソウルのタクシーに関するニュースを教えていただきました。
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 ソウル市内で運行するすべてのタクシーに対し、交通事故の際の責任を明確にするとともに、安全運転を促す目的で、いわゆる「ブラックボックス」(ドライブレコーダー)を取り付けることになった。
 ソウル市は16日、「来年までに49億ウォン(約3億7600万円)を投じ、市内約7万2000台のタクシーすべてにドライブレコーダーを取り付ける計画だ」と発表した。
 ドライブレコーダーの設置費用は13万7000ウォン(約1万500円)で、このうち50%は同市が支援し、残りはタクシー会社や個人タクシー事業者が負担する。同市はまず、今年計上した予算31億ウォン(約2億3700万円)を配分し、市内の法人タクシー約2万2700台すべてと、個人タクシー約2万3300台にドライブレコーダーを設置し、さらに来年には18億ウォン(約1億3800万円)を投じて、残る個人タクシー約2万6100台にドライブレコーダーを設置する計画だ。
 同市の運輸・物流担当職員のキム・ホングク氏は「ドライブレコーダーを取り付ければ、事故が起きた際の責任の所在をめぐるトラブルが減少し、また運転手に安全運転を促すことにより、交通事故を減らすことも期待される」と話している。
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韓国では、ドライブレコーダーのことを「ブラックボックス」と呼ぶのですね。値段の安さにも驚きました。
 こういった思い切った政策を実行できる風土は、日本にはありませんね。事故処理や事故の削減に対するドライブレコーダーの効果は絶大なものがあると思っていましたが、それをいち早く感じて実行できる役人がソウルのどこかにいるのでしょう。費用対効果は、私は十分にあると思いますが、日本の行政にはこういった思い切ったことをしていこうという風土が欠けているような気がします。
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