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近畿圏の最高乗務距離の見直し

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近畿圏の最高乗務距離の見直し
本日、近畿運輸局が、タクシー運転手が1日に客を乗せて走行できる「最高乗務距離」を250キロに制限すると告示しました。大阪市、京都市、神戸市などで、1月から適用するそうです。250キロという制限は、都市圏では最低であり、一部において低運賃で距離を走らないと売上が上がらないという大阪の実情を反映したものと思われます。ちなみに、大阪市では350キロから250キロへと縮小されます。
 過労運転を防ぐという意味では、タクシーの場合、休憩時間を含めた「拘束時間」という時間での制限があります。都市圏では、それに加えて最高乗務距離が定められていて、規制の強化と相まって、その指定地域が広げられるとともに、数字の見直しも行われているところです。九州では、福岡市だけが今のところ360キロに制限されています。この数字も見直される可能性が高いのかもしれません。
 ただ、最近の不況で仕事も激減しており、大阪市内のサンプル調査では、1日250キロ以上走行している運転手は全体の5%だということで、大きな影響はないのではないかと思われます。
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