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福岡の適正車両数

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福岡の適正車両数
九州運輸局の場合、「需要量の算定」に関する考え方が関東運輸局と少し異なっています。
需要量=20年度の総実車キロ×平成16年度から5年間の総実車キロの各前年度比の平均値
21年度の需要量を推定するのに、20年度からの減少率について、関東が19年と20年の減少率としたのに対し、九州は5ヵ年の平均を取りました。最近の減少率が大きいので、結果的には関東の方が適正車両数を少なく見積もることになります。後の計算は、前述の計算式と同様です。
 気になる計算結果は、(実働率90%前提として)
北九州交通圏 2,690両(現状3,261両)
筑豊交通圏  390両(515両)
福岡市交通圏  4,040両(5,247両)
久留米市   560両(714両)
大牟田市   200両(258両)
特筆すべきことは、福岡市交通圏で、ここ数年で約1,000両増えた地域ですから、これを元に戻せれば、ほぼ適正車両数に近づくことになります。このあたりの議論をしっかりとすることができるかが、ポイントだと思います。大牟田市は、西鉄大牟田タクシーが廃業したことで、自然と近づいてきたと言えます。北九州は、乗務員が充足していない分を削減できれば、それだけでかなり近づくと思われますが、その議論がなかなか通らないでしょうね。タクシー事業者以外の方の意見が期待されるところです。
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