福岡市のタクシー事情
小倉の井筒屋付近を歩いていたら、見慣れないタクシーが乗場に並んでいました。新規参入のタクシー会社でした。自由競争だから新規参入も止むを得ないのですが、こうやって公共のタクシー乗場に並ぶ形態というのは、結局「分け前」を減らすだけになって、新たな需要を生み出すこともありません。ちょうどひとつの牧草地に放す牛を増やして牧草がなくなってしまうことに例えて、経済用語で「共有地の悲劇」と言われています。
福岡市では、規制緩和前の台数が3960台で、現在までに910台増えて4870台まで増えています。最近では、MKタクシーも加わって「共有地の悲劇」を実現しようとしています。
もちろん、業界としては減車の議論は常にあるようで、実際に数台ずつの減車を実施していましたが、MK問題でそれも難しい状態です。“タクシー特別措置法”が秋頃に施行されると言われていますが、福岡市が特定地域に指定されるとすると増車が認可制になって事実上ストップされると思います。私がMKの立場だったら、それまでにできるだけの増車をするでしょう。せめて100台規模にはしていきたいものです。
生き残りをかけた熾烈な「共有地への牛の放し飼い」競争が始まるでしょう。
福岡市では、規制緩和前の台数が3960台で、現在までに910台増えて4870台まで増えています。最近では、MKタクシーも加わって「共有地の悲劇」を実現しようとしています。
もちろん、業界としては減車の議論は常にあるようで、実際に数台ずつの減車を実施していましたが、MK問題でそれも難しい状態です。“タクシー特別措置法”が秋頃に施行されると言われていますが、福岡市が特定地域に指定されるとすると増車が認可制になって事実上ストップされると思います。私がMKの立場だったら、それまでにできるだけの増車をするでしょう。せめて100台規模にはしていきたいものです。
生き残りをかけた熾烈な「共有地への牛の放し飼い」競争が始まるでしょう。