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タイのタクシー事情

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タイのタクシー事情

22日から、タイのバンコクとチェンマイに行ってきました。目的は、ロータリークラブの姉妹クラブである台湾のクラブとの交流を行うことで、今回は先方の希望によりタイのチェンマイで行いました。数日間、このブログを留守にしましたので、タイの写真を少し紹介していきたいと思います。
 まずは、やはり「タクシー」がいつも気になりましたので、3種類のタクシーを紹介します。
①トゥクトゥク
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  エンジンの音から名づけられたというこの俗名が有名ですが、正式にはサームロー(三輪自動車)といいます。バイクを三輪車に改造したような構造で、天井には「TAXI」と書いてあります。ハンドルと前席はバイクと同じもので、後席は2人掛けのような形が多いようです。運賃は、交渉制ということなので、行き先を言って交渉するものと思われます。交渉制のために、観光客(特に海外からの)には高く言うということです。
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バンコク近郊のアユタヤ(遺跡の多い観光地)では、後部座席が乗合形式になっているものもありました。通訳に尋ねたところ、観光用に貸し切るタイプのものだということでした。
この形のタクシーは、ベトナム、ラオス、インドネシア、インドなどの近隣諸国でもあるようです。
②メータータクシー
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 天井には、「TAXIMETER」と書かれています。トゥクトゥクが、料金交渉制という不明瞭な会計であることから、近年になって日本のようなタクシーが登場したということです。わざわざ「METER」と書いてあることから、この事情がよくわかります。バンコクでは、トゥクトゥクの新規登録は2002年に打ち切ったということで、いずれはタクシーが主流になってくるものと思われます。
③ソンテウ
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 トラックの荷台を人用に改造した乗合のタクシーのことを「ソンテウ」と言います。バンコクでは見かけませんでしたが、チェンマイでは至るところで見かけます。これも、料金は交渉制ということで、手を上げて行き先と料金の交渉ができたら乗れるということです。市街内くらいなら10から20バーツ(40円から80円くらい)ということなので、乗合バスの次に安い乗り物かと思われます。
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☆日本では・・・
 トゥクトゥクやソンテウの形式は、日本では安全性の問題で到底許可されないでしょう。座席が開放的なので、事故があったら外に投げ出される可能性が高いからです。シートベルトなども付けるような状態でもありませんし。ただ、乗合的な運賃の制度は、今のタクシーでも応用できるのではないかと思います。

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