タクシーの運賃値上げその３

大分市のタクシー事業者の７割以上が値上げ申請を提出しました。九州の中では、AからDまでの４つの運賃ブロックがあります。要するに九州を４つの都市圏に分けて、それぞれのブロックで１つの運賃が決められている訳です。Ａが福岡市と北九州市、Bが久留米市、大牟田市、佐賀市、長崎市など各県の中心都市というふうにDになるほど都市圏から外れ運賃も安めになっています。人件費や物価の水準に合わせてるという感じです。
　大分市では、現状１.５㎞５６０円、以後３５９ｍ毎に８０円加算という運賃から、１ｋｍ５００円以後２００ｍ５０円という大胆な変更での申請を出しています。キロ数換算すると基本的には１割程度の値上げなのですが、初乗り運賃の低減と運賃の分かりやすさを考慮したものと思います。この運賃の是非はともかく、Ｂブロックの１部が異なる運賃体系で申請したときにどういう取扱いをするのかが、今注目されています。