7つの習慣
「7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー著)」という本を紹介します。
ビジネス書として有名ですが、人生設計の手引きとしても有益なヒントを与えてくれる本だと思います。7つの習慣とは、
第一:主体性を発揮する
第二:目的をもって始める
第三:重要事項を優先する
第四:WinWinを考える
第五:理解してから理解される
第六:相乗効果を発揮する
第七:刃を研ぐ
ということですが、それぞれの習慣において具体的な事例や演習も織り込まれていて、わかりやすい本だと思います。
第二の習慣のところでは、自分にとって「生活の中心におくもの」が何なのかという記述があります。妻中心、家族中心、お金中心、仕事中心、所有物中心、遊び中心、友達中心、自己中心など、何を中心に行動するかで道筋が変わってきます。この本が説いているのは、「原理原則を中心にすべき」ということで、成る程なあと思いました。原則を中心に考えていくことで、上記のあらゆるバランスを取った選択ができることになります。社員にも原則を中心とした選択を求めたいところですが、まずは社長として会社だけのためではなく、社員だけのためでもなく、顧客だけのためでもなく、利益だけのためでもなく、「原則」を中心に据えた選択を行うべきだと思います。
第三の重要事項の優先については、時間管理を行う上で、緊急であるかということと、重要であるかというマトリックスを用いて説明されてます。
緊急かつ重要:締め切りのある仕事、クレーム処理、病気や事故など
緊急であるが重要でない:突然の来訪、電話、会議や報告書など
緊急でないが重要:人間関係作り、健康維持、準備や計画、自己啓発など
緊急でなく重要でもない:だらだら電話、待ち時間、単なる遊びなど
一番大事なのは、3番目の「緊急でないが重要」な事項であり、この部分に計画的に時間を取っていくことが大切だということです。
あとは省略しますが、おすすめの本のひとつです。