TOP > よもやま話 > モチベーション理論とは?

メディア

モチベーション理論とは?

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
モチベーション理論とは?
社員がやる気を出すためには、モチベーションを高めることが重要です。モチベーションとは、人間の行動を喚起し、方向づけ、統合する内的要因のことで、「動機づけ」ともいわれます。
人が何によって動機づけられ、やる気が高まるのか、を研究した理論のことをモチベーション理論(動機づけ理論)と呼びます。モチベーション理論には、古典的には、マズローの欲求段階説、マクレガーのX理論Y理論、ハーズバーグの動機付け・衛生理論 (二要因理論)などがあります。現代においては、マクレランドの欲求理論、ERG理論、公平理論、期待理論などがあります。初期のモチベーション理論が、「人は何によって動機づけられるのか」といった「動機づけの内容」に関する理論であったのに対して、現代のモチベーション理論はむしろ「人はどうやって動機づけられるのか」という「動機づけの過程」を重視した理論となっています。
 上記の中で、今日最も広範に受け入れられているのが、期待理論です。この理論の出発点は、人間が行動を取る際には前もって合理的な利益計算を行なうということです。
 個人の高いモチベーションが生じるためには、
第一に個人の努力が一定の成果(業績)に結びつく可能性が高く、
第二にそうした業績が何らかの報酬をもたらす可能性が高く、
第三にそうした報酬が自分の目的に照らして望ましいものである、感じることです。
 期待理論では、この3つ項を掛け合わせた積でモチベーションの強さが表されるとされています。
 ここで問題となるのは、
・努力をしても成果が上がるとは限らない。
・個人の成果が高くても報酬が上がる環境にあるとは限らない
・報酬が高くてもそれが当人にとって魅力的とは限らない。
などです。理論はわかっていても、実際に会社でモチベーションを上げるのは難しいものですね。
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加