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仕分けされてしまったスパコン

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仕分けされてしまったスパコン
政府の行政刷新会議の「事業仕分け」。私には関係ないことなので、無駄な予算が削減できることに「もっとやれ」と思っていましたが、友人に関わるものがあったことで、ショックを受けています。
 先日も、私の友人は「スーパーコンピューター」について目を輝かせて話をしていました。このスパコンとは、世界最速のコンピューターで、神戸市に建設中のもので、2012年度の完成を目指していました。現在、世界で一番早いスパコンの演算数が、1秒間に1,105回であるのに対して、この次世代スパコンは10,000回を計画している、ダントツで世界最速の計算機です。今後の大切な分野である「地球規模の環境がどうなっていくのか?」などの計算をしていくのに、演算能力のアップは必須の技術です。スーパーコンピューターによるシミュレーション能力が国際競争力を左右するとも言われています。
 必殺仕分け人の判断は、「世界一でなくていい」というもの。私は、技術者のひとりとして「世界一」を目指して欲しいと思います。
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