定期券のお問い合わせ

昨日、私が受けた電話で、定期券の問い合わせがありました。
お客様「病院に通うのに、定期っていうのでしょうか、タクシーが安くなるようなものがあると聞いたのですが・・・」
私「定期券というのがございまして、ご自宅から病院までという風に決まったところを往復する場合に、定額の料金で毎日乗車できるというものです。」
お客様「だいたいどれくらいの金額になりますか？千円くらいの距離でしたら。」
私「片道が千円としますと、往復分の２０日ということで、４０倍になりますので、月に４万円ということになります。」
お客様「はあ、そんなにかかるのですね・・・」
私「月に２０日以上往復しないとお得にはならないのですが、１日２往復することもできますので、頻繁に利用される方にはメリットがあります。」
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　この方の事情がどのようなものかは聞けませんでしたが、昨年亡くなった母への見舞いのように、毎日病院に行きたいが自家用車もなくバスも不便な場合には、タクシーといっても大きな負担がのしかかります。医療費には負担の上限がありますが、交通費には何の歯止めもなく、いきなりの大きな負担にとまどう高齢者も多いことと思います。こういった電話を受けると、もうちょっと何とかならないものかとずうっと考え込んでしまいます。恐らく今まで利用されてない新規需要なので、増分コストとして考えれば、乗務員に支払う給料と燃料費を下回らなければいいのではないか。１５日往復分でもいいか、あるいはすっきりと３割引、４割引という形でもどうか、などなど。本当は、ケースバイケースで、事情によっては何とか支援したいとも思うのですが、タクシーの認可運賃というのは何ともし難く、“ならぬことはならぬ”ものですね。