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第2回福岡県公共交通連携検討会議

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第2回福岡県公共交通連携検討会議

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2日、「第2回福岡県公共交通連携検討会議」が吉塚合同庁舎であり、朝から夕方まで参加してきました。交通関係者の連携・協働を深めていこうという取組です。出席者は、名簿上は全部で75名、このうち県内の国・県・市町村の行政関係者が43名でした。タクシー関連では、北九州タクシー協会専務と私だけでした。
 基調講演は、大分大学の大井准教授が「地域に必要なおでかけをつくるために私たちはどううごくべきか」という題で講演をされました。
 県内の取組事例として、北九州市が「おでかけ交通」について、福岡市が「FUKUOKA TOURIST CITY PASS」について、平成筑豊鉄道が「へいちくアクションプログラム」について発表しました。福岡市の事例は、外国人旅行者を対象とした電車・バス1日乗車券の発売についてで、外国人旅行者だけに絞った割引というのもおもしろいと思いました。質疑のところで、私から「タクシー1日乗車券、例えば1万円」なんていうのも面白いのではないか、とコメントしました。
 午後からは、県内の交通政策の紹介が県の担当者からあり、その後、全国の先進事例の紹介として、京丹後市から「過疎地域の公共交通がこんなにおもしろい」という講演がありました。
 京丹後市では、路線バスの利用者が毎年減少し、市からの補助金も増えて行く中で、バスの区間最大運賃が1150円のところを上限200円に思い切って変更して改革を行ったというものです。バスのルート・ダイヤ、接客や広報も改善し、6年間でバス利用者が倍以上に増えました。運賃を下げても、運賃収入も増え、市の助成額も大幅に削減できたということです。この事例でも、発表された担当者がキーパーソンであり、彼が何とか思いをかなえようと取り組んだ結果だと思いました。「やってみること、すぐにあきらめないこと」が大事なことだと感じました。

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