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第二減額責任準備金

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第二減額責任準備金
自民党の「AIJ問題プロジェクトチーム提言」最終案が手に入りました。
 これによると、基金解散時の代行割れ補填方法の順序として3つが示されています。
①基金加算部分の適用
②基金積立割合により、「最低責任準備金」または「減額責任準備金」の適用、さらに劣化基金に「第二減額責任準備金」の新設適用
③破綻懸念基金に「あるだけ解散」の容認と企業年金連合会支払保証事業からの優先的拠出・残額の公的補填につき慎重判断
 今回、解散時に国に戻す責任準備金の算出方法として、「第二減額責任準備金」を新設しようとしている点は大きく評価されます。これは、「厚年本体の財政方式とその積立割合に合致させた責任準備金」に相当するものだということです。私も以前から訴えている「厚年本体の積立水準が低いのに、どうして基金にだけ穴埋めさせようとするのか」という矛盾に応えるものです。まさに以前紹介した「年金倒産」という本にも書かれていることです。よくぞこれを思いついてくれたものです。国会議員さんも捨てたものではありませんね。
 この提言案に沿って進んでくれたらいいのですが・・・
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