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民主党の道路運送法改正案に拍手!

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民主党の道路運送法改正案に拍手!
過度な自由化によってタクシー業や乗務員が疲弊している問題に対して、政府(自民党)案では、道路運送法自体は改正せずに、特別措置法という別の法律で1部の地域のみで対処しようとしています。これに対して、民主党案では、道路運送法の一部改正にまで踏み込んでいます。今までの規制緩和の流れではそこまでは無理というのが政府筋の考えで、それが妥当なのかもしれませんが、私は民主党案が気に入りました。
 気に入った改正点を説明したいと思います。
1.道路運送法の「目的」の中に、「一般乗用旅客自動車運送事業の公正な競争を確保する」を盛り込んだこと。今の道路運送法は、利用者の利便と安全を主目的にしているので、事業者や乗務員のことは何にも考えていないのです。目的に、上記のことを追加することは、非常に大きな改善だと思います。
2.新規の許可基準に、「輸送需要に対し適切なものか審査する」とした点。
3.運賃について、今は「適正な原価に適正な利潤を加えたものを超えないこと」として安い運賃は認めることとしているが、「適正な原価に適正な利潤を加えたものであること」として、基本的には同一地域同一運賃としたこと。
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これらができたら本当に大きなことだと思います。何とかならないものでしょうか?
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