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二種免許必要かどうかの議論を

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二種免許必要かどうかの議論を
二種免許不要論を唱えた私が、全タク連の幹部の方々には非難されていますが、国民投票のように、タクシー事業者全体で投票したら結果はわからないのではないかと思うこの頃です。
 3月に開催された全タク連の労務委員会には、複数の県から意見書が提出されましたが、茨城県からは、二種免許の緩和について、次のように要望しています。
「中年層の二種免許を取得する場合において、自家用車で免許更新時に“ゴールド免許”の方が、また“ゴールド免許”の更新をする際に二種免許を取得する場合、簡単な実地及び講習で取得できるよう緩和措置をしていただけるよう提言をお願いしたい。そうすることにより、例えば、子育て中の主婦が、保育園、幼稚園へ送迎の後、昼間の時間帯タクシーの運転を行い、夕方、子供を迎えに行く等の車好きな主婦層のタクシー運転車への採用も考えられるものと思っております。」
 以上は、私が規制改革推進会議へ提出した“多様な運転手が旅客運送サービスを提供する新たなタクシー事業の実現”と全く同じ趣旨の意見です。全タク連という組織の問題は、こうやって意見が提出されても、幹部が耳を傾けないということです。“二種免許不要論”は、これまでも何回も出てきた意見ですが、まともに吸い上げて議論しようとしない。業界内では議論にならないから、私は国レベルで議論していこうと提案した次第です。国レベルで議論しようということですから、賛否両論あるのは当たり前の話で、提案した者だけを批判するというのは何とも情けない組織だと思います。
 全タク連は、本来は、中小事業者は別組織を作るべきだと以前から考えていました。中小は中小の悩みも改革すべき点もあるので、「全国中小タクシー協会」なるものを立ち上げたいものです。ペーパーレスで、会議もネット上で行い、みんなが同じ土俵で意見を言える環境が理想ですね。スピーディーに、大胆に、利用者目線で「明日は違うタクシーが生まれる」という具合に。夢のようですね!
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