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日経の社説から

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日経の社説から
本日の日経・社説「経営のモデルチェンジに踏み出そう」。
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いわゆるバブル景気が崩壊した1990年代前半を転機として、長い停滞の時代に突入した。よくいわれる「失われた20年」の幕開けである。(中略)
 なぜそうなったのか。要因はいろいろあるが、あえて一言でいえば、企業や経営者が過去の成功体験にとらわれて、変革に尻込みしたからだ。その結果、新興市場の興隆やデジタル技術の台頭という大きなうねりをとらえきれず、世界のライバルに後れをとった。(中略)
新しい価値を生み出すイノベーション力の強化も大切だ。京都は京セラや村田製作所、任天堂、タクシーのエムケイなど他とはひと味違う独自の技術やサービスで知られる企業が集まる。稲盛和夫京セラ名誉会長は「京都の企業人は他人と群れず我が道を行くというタイプの人間が多い。彼らのこだわりの強さが京都企業のユニークさの源泉」と指摘する。(中略)
企業は足元の好業績に安住し、改革の手を緩めてはならない。上場企業全体の利益額でみれば、現状はリーマン・ショック前のピーク時の水準にようやく戻った程度にすぎない。「失われた20年」に終止符を打ち、現状を突き抜けてさらに飛躍するためには、絶え間ない経営革新が必要である。
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 タクシーにも、「絶え間ない経営革新」が必要だと私も思います。国交省が行おうとしている「様々な運賃の実証実験」にも期待しているところですが、革新を嫌う事業者が行う限りいい結果が出るとは思えません。事業者の選定から間違っているのが、今までの失敗です。次の20年は、「失われた20年」にしたくはありませんね。
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