TOP > 政策論 > 自動車行政の新たな展開について

メディア

自動車行政の新たな展開について

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
自動車行政の新たな展開について
「豊かな未来社会に向けた自動車行政の新たな展開に関する小委員会」の中間整理が発表されました。これは、人口減少、高齢化の中で、各種サービスの効率化、人・モノ・情報の交流の活発化といった「コンパクト」+「ネットワーク」により生産性を高め、社会経済の活力を維持していく等、交通施策を含む国土交通施策の方針を示したものです。
 この中で、タクシーに関連することを取り上げてみます。
・貨物と旅客の輸送を併せて行う貨客混載による効率的な輸送の拡大を図ることにより、民間事業者等の活力をさらに引き出す。
・買い物代行等の日常生活の支援サービスや、介護、救援サービスを提供することにより、小さな拠点及びその周辺での住民の生活を支えることも検討する。
・レンタカーについては、現在、自動車の貸渡・返却を行う場所が事務所(営業所)のみに限定されている取り扱いについて、他の交通機関や集客施設との連携を強化するため、その多様かつ柔軟な取り扱いを検討する。
・超小型モビリティについては、子育て世代や高齢者の移動支援に寄与する新たな交通手段であることから、制度のあり方や普及方策の検討を進めていくべきである。
・高齢者、障害者等の移動の利便性を高めるため、ノンステップバスや、ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)等の導入を促進するとともに、ドア・ツー・ドアで個別輸送を行うタクシーについては、高齢者、障害者のみならず、妊産婦やベビーカー利用者等のきめ細かなニーズへの対応をより充実させていくべきである。
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加