1円刻み運賃の賛否は?
日経新聞の記事から。
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来年春に予定されている消費税増税に合わせ、現在10円刻みの鉄道運賃を1円刻みにする構想を、首都圏の鉄道各社が進めている。対象は「Suica(スイカ)」などICカードで乗る場合。増税分を細かく転嫁できるのが利点だと説明する。同じ区間でも、切符を買う人と運賃に差が生じるわけだ。
1円刻みの運賃に対し、消費者の賛否は3割台半ばでほぼ同じ。賛成の理由は「10円刻みだと増税分以上に余分な額を払わされる」など。反対者は「支払いが面倒」「運賃表が複雑に」といった点を心配する。
バスやタクシーにも1円刻みを望む声が2割以上ある。背景の一つがICカードなど小銭不要の電子マネーの普及だろう。タクシーが初乗りを短くし、乗車距離と正確に比例した額をICカードで細かく払えるようにすれば、高齢者などの手軽な利用を開拓できる可能性もある。
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ICカードが普及すれば、確かにタクシーも1円刻みという運賃が現実味を帯びてくるのかもしれません。1円刻みになったら、どうなのでしょう?北九州のタクシー運賃は、概ね4m毎に1円上がるので、メーターを見ない方がいいかもしれません。また、その時は、時間距離併用運賃は、信号待ちでも1.5秒毎1円上がることになるので、お客様の感覚には馴染まないでしょう。距離制のみの運賃に変更するべきだと思います。