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歩車分離信号

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歩車分離信号
最近、「歩車分離信号」と書かれた信号機が増えてきています。左右の信号が赤になるのを見て出ようとすると、なかなか青にならないと思ったら歩行者用だけが青になっています。
 歩車分離信号とは、歩行者と自動車の信号をそれぞれ分離させて、歩行者が青の時は、自動車は赤にする方式の信号のこと。もともとはイギリスで考案された歩車分離式は、すでにイギリスでは常識だが、日本での導入率はまだ2%程度と低いらしい。交通事故死の8割が歩行者で、5割近くが交差点や付近で発生していることから、実験を経て導入しているということです。
 メリットは、もちろん歩行者の安全です。ただディメリットもあります。自動車の通行時間が削減される分、渋滞の原因にもなります。また、歩行者は守られますが、自転車やバイクなれてなどの2輪車は逆に危険になることもあります。この信号に慣れてない自家用車が誤って進入するという危険もありますが、これはいずれ慣れればなくなることかと思います。
 さて、この「歩車分離信号」が、交通事故の救世主になってくれればいいのですが・・・
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