国際自動車の許可取り消し見込み

東京の大手タクシー会社「国際自動車」の事業許可が取り消される見通しになったという報道がありました。早ければ今月末にも処分するそうです。取り消されると最低２年間、同社は所有するタクシーとハイヤー約９１０台を稼働させられなくなります。
処分規定には、「処分を行うことにより、地域住民等の生活交通の確保、高齢者、身体障害者等移動制約者の移動手段の確保その他公共の利益に著しい障害が生じる恐れがある場合であって、事業者自己措置が認められる場合には、自動車の使用停止処分を行うことができる。」と書いてありますが、そこまでの影響が認められないということでしょう。
すでに周辺の会社がハイヤーの契約については争うように動いているようですし、タクシーについては少々減少したところで、過剰な供給にいくらか貢献するくらいで、支障は全く考えられないからでしょう。
　今までの取り消し事例は、法人では
・新ワンコイン交通株式会社（大阪）
・ワンコインタクシー株式会社（横浜）
・有限会社ラポロ交通（北海道：所在不明という理由）
の３件のようです。これらの情報は、国土交通省のネガティブ情報の検索で調べることができます。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03punishment/cgi-bin/search.cgi