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ポジティブ・アクション

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ポジティブ・アクション
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私って誘われやすいのでしょうか?21世紀職業財団が主催の「ポジティブ・アクション取組会議」にお誘いを受けたのですが、10社くらいというので、「そこには入る資格はない」と思い返事も保留していましたが、再度要請がありましたので行ってきました。
 “ポジティブ・アクション”というのは、一言でいうと職場での女性の活用を促進するための活動です。女性の職域の拡大や管理職への登用、また、その環境を整えるための育児休暇や短時間勤務などの制度上の整備、男女の役割分担意識の解消、などが具体的な取組みになります。
 13時30分に始まり、最初の30分で主催者からアンケート調査などの説明があり、次の1時間で2社からの事例発表がありました。2社とも100年前後という古い社歴の会社(病院)ですが、育児休業や1週間連続休暇の取得などを積極的に進めているようでした。
 最後の1時間は、意見交換ということで、まずは残りの5社からの簡単な報告の後に、フリートーキングに移りました。建築資材のリース会社は、有給休暇の完全取得を進めていて、それが結果的に若者の入社に繋がっていると言われました。また、社員から無記名のアンケートを定期的にとって社内の不満を解消しているという会社が2社ありました。最初はアンケートの結果が心配だったが、結果的にはいい方向に向かっているということでした。
 社員の不満を解消していく、あるいは不満に答えていくという姿勢は必要なことだと思いました。トップがその気でも、管理職がにぎりつぶそうとする雰囲気というのは、「言っても無駄」と思っているのか、対処するのが面倒なのか、その雰囲気もトップの責任なのかもしれないと思いながら聞いていました。
 肝心の女性の管理職への登用という面では、私も問題点として言いましたが、「管理職になりたがらない女性が多い」という意見が多数でした。出席の女性からの分析では、「男性と女性の価値観の違いで、女性は人間関係を重視してしまう。」という意見には、頷きました。
 ここからは私見ですが、管理職になることで人間関係が崩れてしまうというのは、果たして必ずそうなるのか、そうならない方法がないものか、疑問です。いきなり部下と上司になってしまった同姓同士でも、お互いの立場を理解し合えるようなやり方があるのではないかと思います。しかし、それには相当な人間性の高さが必要なのかもしれませんね。
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