横須賀のEVタクシーレンタル

ＥＶタクシーに対する個別の補助を行っている自治体も多く、トップの考え方でここまで違うものかという事例としておもしろいとも思いました。
　横須賀市は、日産自動車の電気自動車（ＥＶ）「リーフ」を９台購入し、同市内のタクシー会社５社に２年間無料で貸し出すモデル事業を始めました。自治体がＥＶ購入の補助金を出す事業は各地で取り組まれていますが、購入して貸し出すのは初耳です。ただ、期間終了後は、公用車として使用するというのは、続けて購入してくれと言わんばかりで、やりにくいでしょう。
　神奈川県タクシー協会と神奈川県が共同ですすめている事例では、車両補助として普通車との差額全額（200万円程度）を補助し、急速充電器の設置費用（400万円程）も負担してくれるようです。福岡では、国土交通省の補助７８万円のみであり、かなりの違いです。この違いがEVタクシーの普及の差に大きく影響してくるものと思われます。
　北九州タクシー協会がモニターさんから意見を聞く会議において、「北九州は環境首都なのに電気自動車のタクシーを普及しないのですか？」と聞かれたそうですが、これだけの悪条件の中でも弊社が導入するんだということは知らないでしょうね。