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雲のうえ

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雲のうえ
行政が情報誌を作るというのはめずらしいが、北九州市が作った情報誌「雲のうえ」が静かなブームらしい。
 今年の10月25日に第1号が発行された。私もからんで推進しようとしている「ビジターズインダストリー」の一環として、刻々と変わり行く北九州市の「いま」を、毎号ひとつのテーマに沿って描き出す情報誌、と説明されている。
 スターフライヤーの機内誌的な位置付けでもあるが、機内のポケットではなく搭乗時に配布という形をとっているらしい。
 この初回1号のテーマが「角打ち」。北九州の一番の出し物が「角打ち」なのかという議論もあったそうだが、敢えて街の中にスポットをあてたのだと思われる。そこに、これから賑わいづくりを目指して変わっていこうとする、意気込みが感じられる。
 この「角打ち」という言い方は、九州人ではない私には違和感はなかったが、よく聞いたいたら関東と九州での言い方らしい。関西などでは、そのまま「立ち飲み」というらしい。
 冒頭の文章を紹介しましょう。
・・・
   扉のない酒場へ
そこは、いつでも、誰にでも開かれる。
勤め帰りに、散歩の途中に、
一歩足を踏み入れると、いつもの酒と
馴染みの顔が待っている。
酒屋の店先で、さくりと一献。
誰がつけたか、その名は「角打ち」。
男も女も、ほどけた素顔を覗かせる。
この街でもっとも気楽で、深い坩堝。
昼も夜も、酩酊、耽溺。
飲めよ、さらば開かれん。
扉のない酒場、北九州へようこそ。
20061228-122810.jpg
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