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シーマックスの廃止

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シーマックスの廃止

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松山~門司(~下関現在は廃止)間にて運航していた高速艇のシーマックスが今日で廃止になった。昨今の燃料費の高騰の影響で収支が悪化したためというが、みんなの協力で何とかならなかったものか、残念でならない。
 北九州―松山の高速船航路は1998年3月の開設。投入されたシーマックスは日立造船製の新造船で、定員200名、1998年のシップ・オブ・ザ・イヤー準賞を受賞している。航路は1日2往復。大人運賃9500円。片道173.3キロを2時間50分で走り抜く。2004年2月に集客増を狙って下関の唐戸桟橋まで航路を延長したが、結果は振るわず2006年6月に寄港を休止して、万策がつきてきた。
 年間の利用者は7万人。それでも、北九州市にとっても、その観光効果は大きかったに違いない。交通のような公共的な事業は、1企業が行っていると言っても、まさに公共事業であり、行政が後押ししてもおかしくはないと思う。廃止に対して市がどんな努力をしたのか良く知らないが、もっと市が民間企業に対してもやさしくなってもいいのではないだろうか?「1企業だけに加勢はできない」というのは言い訳で、加勢しても他の企業が負の影響を受けず市民のためになることであれば、どんどん関わっていくべきではないかと思うのです。

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