差押え資産を売却したらおつりがきたという話
税金の滞納等で、資産を競売や公売にかけたりする事例が増えていますが、最近のニュースで「おつりが出た」事例を2つ紹介します。最初の事例は、相当な資産があるのに滞納したという贅沢な話です。
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東京都内の高級住宅地に住んでいた無職男性(60)が、固定資産税を滞納し続けたため自宅を都に差し押さえられ、競売にかけられた後、税徴収分を差し引いた残余金約3億6000万円の受け取りを拒否していることが21日、分かった。差し押さえに対する抗議が理由らしい。男性は昭和40年代から都内区部の高級住宅地に両親と居住。両親の死去後に自宅を相続したが、平成13年ごろから固定資産税の滞納が続いていた。
都は数年間にわたり督促を続けたが、納付されず、土地・建物を差し押さえた。自宅は競売にかけられ、都内の不動産関係の会社が落札。固定資産税や所得税などの滞納分を都、国税局などが徴収した後、約3億6000万円が残った。
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奈良県が、県税の滞納者から差し押さえた書画・骨董(こっとう)品などを初めてインターネット上で公売にかけたところ、予想の30倍以上の高値で落札された。
出品して落札されたのが、
▽山水画(県の見積り5000円)が、41万6000円で落札。
▽韓国人間文化財「池順鐸」窯のつぼ(同5000円)が24万1000円
などの6点で見積額の31.3倍にあたる112万7401円。県は、この落札額から、滞納額と落札額の3%にあたる県負担額を差し引いた額を、滞納者の男性に返還したという。
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東京都内の高級住宅地に住んでいた無職男性(60)が、固定資産税を滞納し続けたため自宅を都に差し押さえられ、競売にかけられた後、税徴収分を差し引いた残余金約3億6000万円の受け取りを拒否していることが21日、分かった。差し押さえに対する抗議が理由らしい。男性は昭和40年代から都内区部の高級住宅地に両親と居住。両親の死去後に自宅を相続したが、平成13年ごろから固定資産税の滞納が続いていた。
都は数年間にわたり督促を続けたが、納付されず、土地・建物を差し押さえた。自宅は競売にかけられ、都内の不動産関係の会社が落札。固定資産税や所得税などの滞納分を都、国税局などが徴収した後、約3億6000万円が残った。
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奈良県が、県税の滞納者から差し押さえた書画・骨董(こっとう)品などを初めてインターネット上で公売にかけたところ、予想の30倍以上の高値で落札された。
出品して落札されたのが、
▽山水画(県の見積り5000円)が、41万6000円で落札。
▽韓国人間文化財「池順鐸」窯のつぼ(同5000円)が24万1000円
などの6点で見積額の31.3倍にあたる112万7401円。県は、この落札額から、滞納額と落札額の3%にあたる県負担額を差し引いた額を、滞納者の男性に返還したという。