次世代の技術は？

文部科学省の科学技術・学術政策研究所は専門家約4000人の分析をもとに2050年までの技術進歩を見通す「科学技術予測調査」の原案をまとめ、先日の新聞やニュースで取り上げられていました。科学技術・学術政策研究所のホームページには、詳しい報告書が掲載されています。
　この中の「社会基盤」というグループの中から、興味を持ったものを少しピックアップしてみます。
・高齢者や身障者が、食事、入浴、排泄、娯楽等を介助者なしに自ら行うことを支援するロボットや機器を組み込んだ住宅
・高齢者や身障者（目の不自由な人）が安心して自由に行動できる情報を提供するナビゲーションシステム
・超高齢社会において高齢者が単独で安心してドアからドアの移動ができる、地区から広域に至るシームレスな交通システム
・非常時(災害・故障による一部不通など)における都市の円滑な移動を確保するための、数十万人規模のモビリティマネジメントシステム
・化石燃料を使用しない船舶・飛行機
・パブリックな駐車場、道路交差点での駐停車時に電気自動車、ハイブリッド自動車に逐次充電する非接触充電インフラ技術
・高速道路において、電気自動車、ハイブリッド自動車の走行時に給電可能なインフラ技術
・道側センサーと車両の通信（V2I)や車車間通信（V2V)により、出会い頭などの事故を防止できるシステム
・運転者の監視の下で、条件が整った道路での自動走行
・走行する道路の場所と時間（または混雑程度）によって課金される道路利用料金システム
・高齢者が必要なときに利用できる公共交通(デマンドバスなど)システム