大阪タク特区案の不採用

１３日発行の東京交通新聞によると、大阪市のタクシー国家戦略特区案（需給・運賃規制の緩和等）は事実上不採用になったということです。
　国家戦略特区諮問会議は、１０日の第９回会合で、自治体などから出された各特区案の採否を大筋決定したが、大阪のタクシー特区案は法案骨子に入らなかったとのことです。大阪の提案が不採用になったのは、特措法適用除外の対象とした｢安全面・接遇面・労働環境などで国が求める一定水準を上回る優良な事業者｣の基準・要件が具体的に設計されていなかったことや、特定地域の指定や供給削減がまだ実行されていない中で出された点が重視されたようです。
　これで、自公民の議員連盟メンツも保たれ、特措法が形骸化してしまうことも何とか避けれたようで、無難な幕引きでした。