東松山市のデマンドタクシー

埼玉県東松山市が、今日１０日から｢デマンド交通｣の実証実験を始めるという記事が日経に掲載されていました。
　東松山市の特徴は、デマンド乗合ではなくて通常のタクシー利用と同様で、利用者が１回５００円を支払い、差額を行政が事業者に補助するというもの。通常のデマンド交通は、配車システムを整えて、前日までに予約があったところを順次回っていくものが多く、利用者数に関わらずコストが発生します。東松山市の仕組みは、利用者が少なければ市の支出も抑えられることと、タクシーも通常通りなので準備もいらないという利点があります。欠点は、利用者が多くなり過ぎると歯止めがきかないという点です。過疎地になるほど、こういった方式の方がいいと思います。
　今後、タクシーをうまく利用するためには、タクシー事業者側もコスト負担をして、自治体とwin-winの関係を築いていくことが大切だと思います。