大阪の「鍵預かり」サービス

高齢者の孤独死を防ごうと、大阪府寝屋川市社会福祉協議会が今年度から市内全域で始めた「緊急時安否確認（かぎ預かり）事業」が注目を集めている、という記事がありました。一人暮らしの高齢者の自宅の鍵を預かり、緊急時に鍵を使って安否確認を行う全国初の取り組み。２年前から一部地域で試行し、自宅で倒れていた高齢者を助け出したケースもあるなど、孤独死防止策として期待がかかる、ということです。
　この「かぎ預かり」は、弊社の夜間対応型訪問介護であれば、すでに同様なサービスを介護保険の一環として行っています。弊社の場合は、「キーボックス」という、暗証番号で開けることのできる鍵の保管箱を家の外に固定しておいて、いざという時はそこから鍵を取り出して安否確認や転倒時対応、トイレ介助などを行っています。
　消防等が行っている「緊急通報」だと、鍵がないので、ガラス窓などを割って入ることもありますが、キーボックスなら家を傷つけることなく対応できます。夜間対応型訪問介護がもっと普及したらいいのではないかと思いますね。