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Uberの正式開始と配車アプリの行方

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Uberの正式開始と配車アプリの行方
タクシー特措法の施行を横目であざ笑うように、Uber Japanが、スマートフォンでハイヤーを配車できるアプリ Uber の国内正式サービス開始を発表しました。利用料金は、最低金額が800円。毎分65円、1キロ毎に300円が課金されていきます。アプリの機能で概算料金を見積もることも可能。決済はアプリの初回設定時に登録したクレジットカードから決済されるため、タクシーから降りる時に支払いは必要ありません。
ネットニュースでは、体験レポートがいくつか紹介されています。
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アプリを立ち上げると、自動で位置情報を元にした周辺の地図が表示されます。地図上でハイヤーを呼びたい場所を指定し、「ここでピックアップを依頼する」をタップするとハイヤーが配車されます。(初回は登録が必要です)
「ここでピックアップを依頼する」の上にある、「概算料金を見積もる」をタップすると目的地を入力する画面になり、目的地を入力することで概算料金が表示されます。
Uberの記者会見が開催されたアメリカ大使館(赤坂)から、Engadget編集部のある3331(秋葉原)までの概算料金を出したところ、3000円~4000円と表示されました。
「ここでピックアップを依頼する」をタップすると配車依頼が送信されます。画面上にはおよそ何分でハイヤーが来るかがピンに表示され、SMSで内容確認が届きます。また、画面左下にはドライバーの名前、写真、車種、車のナンバーも表示されます。
手順自体は非常に簡単で、数回のタップで10分以内にハイヤーが配車されました。実際にハイヤーが到着すると、ドアを開けてお迎えをしてもらえます。乗車したハイヤーはBMW。今日が初めてのUberで、記者が初めてのお客さんとのことでした。Uberはハイヤーの数や提携先を明かしておらず、記者会見でも「日々増えている」というコメントのみでしたが、さっそく日々増えていることを実感する機会となりました。
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国交省では、配車アプリに関する検討会が始まります。旅行業と配車アプリをどう整理していくのか?日本交通のアプリでは、地域の事業者同志で新たな加入を制限するような既得権的な運用も見え始めてる中で、中小タクシーが誰でも導入できるような配車アプリが現れるのか?利用者にとって便利な配車アプリってどんなものなのか?しっかり議論して欲しいものです。
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