TOP > ニュース政策論 > 新規需要なしとする逆転判決

メディア

新規需要なしとする逆転判決

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
新規需要なしとする逆転判決
1審判決では、「新規需要が見込まれる」として会社側が勝訴した案件で、今度は逆転敗訴となる高裁判決が出ました。(以下、記事より)
ーーー
外国人ビジネス客向けのタクシーを展開する「ロイヤルリムジン」(東京)が、30台の増車申請を却下した関東運輸局の処分取り消しを国に求めた訴訟の控訴審で、東京高裁(菊池洋一裁判長)は23日、処分取り消しを命じた1審・東京地裁判決を変更し、増車の必要性を認めない同社敗訴の判決を言い渡した。
 訴訟では、増車を認めるだけの新規需要があるかどうかが争点になった。
 昨年6月の1審判決は「成田空港を利用するビジネス客が増加し、送迎の新規需要が見込まれる」としたが、高裁判決は「成田空港などでのビジネスジェットの発着が増加傾向にあるとは言えない。他にも交通機関があり、タクシー利用者が増えるとは限らない」と指摘。増車を認めなかった2011年の関東運輸局の判断は妥当だとして同社の請求を棄却した。
ーーー
 久々に運輸局が勝訴したような気がします。「新規需要」であることを立証するのは難しいとされながらも1審で会社側が勝ったのは驚きでしたが、高裁判決で覆るということは、その判断が難しいということでもあります。判断が難しいような法律にしておくこと自体が私はおかしいと思うのです。さて、この事案、最高裁までいくのでしょうか?
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加