タクシー時間制運賃の算出根拠は?
北九州地区のタクシーの時間制運賃は、30分1,950円です。「この値段がどういう経緯で設定されたのか?」を調査しています。実は、安易な方法として、全タク連や九州運輸局の担当者に問い合わせましたが、知っている人がいませんでした。
何故、だれも知らないのか?時間制運賃は運賃改定のたび毎に、改定率を掛けて増額されてきただけだからです。距離制運賃の方も、増額されるしくみは同じですが、初乗り距離を短縮したり、爾後の距離や価格を変更したりすることがあり、改定事業者の意思が(最近は)少し入るようになりました。ところが、時間制運賃には、タクシー事業者の意思がどこにも入っていないように思えます。
福岡市タクシー協会の周年誌によると、タクシーは運転手付き貸し自動車が始まりだったそうです。明治40年頃の貸し自動車の料金は、
大型5人乗り 1時間 7円
当時の巡査の初任給が15円だったということですから、今で言えば1時間7万円くらいでしょうか?相当に高価な乗り物で、一般人はまず利用することはできなかったでしょう。
大正元年にタクシーが始まった時の運賃は、
最初の1マイル(約1.6km)60銭
以後2分の1マイル毎に 10銭
この時は、時間制運賃の記録がありません。
昭和24年福岡でのタクシー運賃は、
最初の2km 70円
以後1km毎に 35円
時間制運賃 1日貸切8時間1,960円
このあたりから、8時間の貸切運賃が登場します。しかし、どういった根拠でこの数字になったのかがわかりません。
調査の結果を次の機会に報告します。
何故、だれも知らないのか?時間制運賃は運賃改定のたび毎に、改定率を掛けて増額されてきただけだからです。距離制運賃の方も、増額されるしくみは同じですが、初乗り距離を短縮したり、爾後の距離や価格を変更したりすることがあり、改定事業者の意思が(最近は)少し入るようになりました。ところが、時間制運賃には、タクシー事業者の意思がどこにも入っていないように思えます。
福岡市タクシー協会の周年誌によると、タクシーは運転手付き貸し自動車が始まりだったそうです。明治40年頃の貸し自動車の料金は、
大型5人乗り 1時間 7円
当時の巡査の初任給が15円だったということですから、今で言えば1時間7万円くらいでしょうか?相当に高価な乗り物で、一般人はまず利用することはできなかったでしょう。
大正元年にタクシーが始まった時の運賃は、
最初の1マイル(約1.6km)60銭
以後2分の1マイル毎に 10銭
この時は、時間制運賃の記録がありません。
昭和24年福岡でのタクシー運賃は、
最初の2km 70円
以後1km毎に 35円
時間制運賃 1日貸切8時間1,960円
このあたりから、8時間の貸切運賃が登場します。しかし、どういった根拠でこの数字になったのかがわかりません。
調査の結果を次の機会に報告します。