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タクシー運賃改定のハードル

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タクシー運賃改定のハードル

タクシーの運賃を値上げする場合、当該地区の総車両数の7割以上の申請がないと審査が始まらないことは、以前に述べたとおりです。
 審査が始まると、今度は都市の規模によってもうひとつのハードルを越えなければなりません。

1)東京の場合は、内閣府所管物価関係会議にて審査され、公共料金の値上げとして妥当かどうか審査されます。
2)東京を除く人口50万人以上の都市では、内閣府と国土交通省の協議を通じて最終決定されます。
3)50万人未満30万人以上の都市地域では、国土交通省が認可の事前に連絡する。

という、難しい取り決めがあります。飛行機などは、いとも簡単に値上げをしているような感じを受けますが、タクシーは結構大変な手続きが必要です。
何故ここまでの取り決めがあるのか、自分の中では謎です。タクシーはそれほど物価に影響するということなのでしょうか?

東京でのタクシー運賃値上げ申請は、3ヶ月間に約90%の申請が出揃い、審査に着手するようです。併せて、本省等へは値上げに対する理解を求めるべく、説明や陳情を行っているようです。世論も味方につけないといけないので、窮状を訴えることも仕事のようです。

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