タクシー運賃の内外格差

旅客サービスの内外格差調査結果が発表されました。これは、鉄道、航空、バス、タクシーについての海外の主要国との運賃比較を行うもので、平成6年から毎年調査をして発表されています。日本のタクシーは、外国よりもよく高いと言われます。皆さんはどんな印象を持っていますか？私はアメリカでは1度タクシーに乗ったことがありますが、土地も不案内なのでよくわかりませんでした。また、アメリカではアメリカ人らしい運転手さんが少なく、ちょっと異様な感じがすることがあって、何となく怖いような気もしたりします。車両も車体は大きいのですが、いい車とは言えないものが多いような気がします。
　話が脱線しましたが、調査の結果は、日本を１００として米、英、独、仏の順番で２ｋｍが１０２、１４５、１２０、１２２と全て外国の方が高くなっています。５ｋｍになると、７６、１１５、９５、５９と英国以外は外国の方が安くなっています。要するに、短距離は日本の方が安いけれども長距離になると諸外国の方が安いようです。これは昔からの傾向ですが、最近は長距離もその差が少なくなってきているようです。日本では、ここ１０数年運賃が変わっていないからかと思います。
　諸外国がいいとはいえませんが、日本のタクシー運賃は初乗りをもう少し高くして、加算をもう少し安くした方がいいと思っています。そうすれば、近い距離を遠慮して乗車しなくてもいいし、遠い場所でもメーターの上がり方を気にしなくてもいいと思います。また、頻繁に短距離を乗られる高齢者の方には、別の割引制度が必要なのではないかと思います。
　私がタクシーの運賃を決めていいのであれば、いい提案ができると思うのですが・・・