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タクシーサービス考

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タクシーサービス考
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上の写真は、福岡運輸支局に行った時の写真です。タクシードライバーらしき二人が、寒い中ずっと立っています。支局に書類を届け出して帰ってくる時もそのままだったので、少なくとも15分以上は立っている。まるで、何か悪いことをして立っておくようにと罰が与えられたみたいに。
タクシーは某MKタクシーです。タクシー1台に二人というのは、恐らく新人研修か何かでしょう。福岡市内を車で移動していると、こうやって運転手さんが立って待っている姿をよく目にします。これだけ寒くても我慢して立って待つことの代償に、売り上げが付いてくるんです。うちもそれくらいするのか迷うところですが、「そこまでして売上は要らない」と言われてしまいそうで、思い直してしまいます。ある大手のタクシー会社は、帽子をかぶることを徹底しています。それがひとつの差別化になっていて、その会社の幹部からは「帽子ひとつでどんな人でも見栄えが良くなる」と言ってました。かつて、その会社の運転手さんからメールで、帽子を強制することの理不尽さを書きながら、当社に入りたいという人がいました。無論、「郷に入っては郷に従え」と断りましたが、帽子ひとつでも継続させるには指導側の力が相当必要です。
うちは、「優しく思いやりの気持ち」だけでサービスにしようとしていて、それが届いていない運転手さんもいるようで、会社の姿勢が甘いと言われてもしようがないかもしれません。何か、形のあるサービスを徹底していくべきか悩むこの頃です。
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