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ゲーム理論 その1

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ゲーム理論 その1
会社の経営をする立場では、他社がどうでるかを読む技量が必要になります。相手の出方を読むことを論理的に考察するための方法論として、ゲーム理論というのがあります。かつて、息子が通っている中学校でも簡単な講義をしたことがあります。事例を用いて説明しましょう。
 AさんとBさんの2人で、牛丼と天丼のメニューを目の前にしてゲームをします。
①両者が天丼を頼んだらAさんは3,000円、Bさんは6,000円もらえます。
②両者が牛丼を頼んだらAさんは4,000円、Bさんは2,000円もらえます。
③Aさんが牛丼、Bさんが天丼を頼んだら、Aさんは6,000円、Bさんは3,000円もらえます。
④Aさんが天丼、Bさんが牛丼を頼んだら、両者とも5,000円もらえます。
以上の条件で同時に注文を頼む場合に、お互いに利益を追求したらどういう注文になるか?
わかりやすいように、下に表を示しました。
結論を言いましょう。Bさんの選択を考えると、Bさんが天丼を頼んだ場合には、6,000円か3,000円の利益です。逆にBさんが牛丼を頼んだ場合には、5,000円か2,000円の利益です。Bさんにとっては、Aさんがどちらを頼もうとも、天丼を選択した方が得です。それをAさんが読むことができれば、Bさんは天丼ですから、Aさんは牛丼を頼んだ方が得です。結局、Aさんは6,000円、Bさんは3,000円の利益となります。こういったのがゲーム理論です。おもしろいと思いませんか?
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