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高炉の神様・・宿老「田中熊吉伝」

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高炉の神様・・宿老「田中熊吉伝」
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あの「1901」を見ると、高炉の神様を思い出す。
この本の紹介には次のように書かれています。
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定年なし、終身雇用の熟練工=宿老。大正9年、八幡製鉄所で第1号の宿老に任命された田中熊吉は、昭和47年に98歳で亡くなるまで「高炉の神様」と呼ばれながら、あくまで一介の職工であり続けたーーー。製鉄に命を賭けた男の人生の深淵に鋭く迫った傑作評伝。
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この本には、田中熊吉さんの一生とともに、1901年に火入れされた溶鉱炉(高炉)の一生が記されています。高炉屋にとっても、胸が熱くなるような生き様を描いた本です。
 八幡製鉄所の宿老制度は、大正9年10月に創設され、田中熊吉さんが第1号です。鎌倉時代の「宿老」は、評定衆とか引付衆とか、幕府の執権とともに公事をあずかる老練な高官で、江戸時代には幕府の老中や藩の家老を、そう呼んだりしていた。官営製鉄所の目的は、識見のすぐれた熟練工を抜擢して技術水準を高めるためであり、「職工」のまま奏任官として遇する、定年の終身勤務だった、ということです。
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