タクシー本紹介その1「タクシー王子、東京を往く」

タクシー本の紹介1冊目は、「タクシー王子、東京を往く」です。
東京の大手4社の中でも1番の日本交通。30歳で取締役として家業のタクシー会社に入り、35歳で代表取締役に就任した川鍋一朗社長が1ヶ月間タクシーに乗務したときの体験談が主体の本です。日本一の会社の若社長がタクシーに乗って書いた本だから売れるのだと思いますが、私が乗っても本にはならないなあとひがみながら読ませていただきました。
2007年12月31日から2008年1月28日まで、隔日勤務での13乗務の様子を1乗務毎の日記形式で詳しく綴っています。まじめそうな彼らしい率直で正直な気持ちが記されていて、なかなか読んでいて好感がもたれます。
乗務初日 走行293キロ 営業23回 営収37,120円
乗務2日目 走行247キロ 営業33回 営収50,930円
乗務3日目 走行294キロ 営業20回 営収48,710円
乗務4日目 走行235キロ 営業33回 営収50,290円
乗務5日目 走行313キロ 営業35回 営収70,520円
乗務6日目 走行416キロ 営業31回 営収84,740円
乗務7日目 走行249キロ 営業25回 営収49,690円
乗務8日目 走行281キロ 営業32回 営収57,840円
乗務9日目 走行302キロ 営業45回 営収71,100円
乗務10日目 走行316キロ 営業41回 営収72,940円
乗務11日目 走行422キロ 営業32回 営収85,690円
乗務12日目 走行425キロ 営業43回 営収91,680円
乗務13日目 走行259キロ 営業34回 営収64,460円
営収総額 835,710円
「地理がわからない」と言いながら、東京とは言えこれだけの売上を上げるとはすばらしいですね。
当社でも証明されていますが、タクシーは経験ではなくて「努力」が大切ですね。