会社が求める人材（人財）とは？

会社が社員募集を行なう場合に、“会社が求める社員像”を示すことはいいことだと思います。タクシー会社の中でも、ある勉強会のメンバー間で広まって、自社のＨＰで表明している事例が多くなっています。しかし、それらをよく読んでしまうと、どうしても似てしまうので、敢えて自分の言葉で考えてみたいと思います。
１．誠実であること。
　　私は、これが全てであると言っていいほど、好きな言葉です。誠実とは、「私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること。また、そのさま。」と辞書に書かれています。
２．前向きであること。
　　これも大切なことです。前向きでない人に何を言っても私の言葉は入っていかないと思います。どんな境遇であっても、改善しようという意欲がなければ処方箋は書けません。
３．素直であること。
　　辞書では、「性質・態度などが、穏やかでひねくれていないさま」と書かれています。誠実と似ているような気もしますが、もうひとつ付け加えるならこの言葉です。
　　以上の３つが揃っている社員ばかりなら、どんなに素晴らしい会社になることでしょう。他社の「人材像」では、“既存のタクシーに不満な方”とか“収入内で生活のできる方”とか“挨拶・返事が元気でできる人”とか“笑顔が素敵な方”とか“思いやりのある人”などなど、十数項目が書かれている会社が多いのですが、私はこの３つですね。