黒崎歴史探訪その2
聖徳大学講師の五郎丸延氏と芥川作家の村田喜代子氏の講演による第2回目がありました。今回は、毎日新聞移動支局「ちくてつ沿線物語」(筑豊電鉄50周年を記念して)のイベントのひとつとしての位置付けでもあり、通常の倍くらいの来場者がありました。
五郎丸氏は「長崎街道の孝子たち」と題して、江戸時代の親孝行者の表彰事例等について話されました。親の介護に尽くした人や農業に励み年貢を収めた人たちが表彰例として紹介されました。表彰例は面白くないでしょうから、江戸語表現をひとつ紹介しましょう。「一斗二升五合」って何だと思いますか?一斗が5升、二升がマスマス、五合が半升ということで「商売益々繁盛」という意味だそうです。
芥川賞作家の村田氏は、「昭和の子供の見たトイレ~北九州・筑豊の生活史」という奇抜な題名で、昔の特異なトイレの話を小説家らしく細かく目に浮かぶような表現でおもしろおかしく話されました。昭和30年代くらいの小学校時代の運動会で、1クラス65人の17クラスくらいの大人数に家族が入ってくる混雑さに学校のトイレだけでは当然足らず、運動場の隅に大きな穴を掘って板を渡しただけのトイレの話。深いトイレに落としたときの跳ね返りを防ぐために、羽毛を浮かべたというトイレの話、などなど。帰りには、ついまだ店頭に売り出されていないという「鯉浄土」というサイン入りの本を買ってしまいました。
五郎丸氏は「長崎街道の孝子たち」と題して、江戸時代の親孝行者の表彰事例等について話されました。親の介護に尽くした人や農業に励み年貢を収めた人たちが表彰例として紹介されました。表彰例は面白くないでしょうから、江戸語表現をひとつ紹介しましょう。「一斗二升五合」って何だと思いますか?一斗が5升、二升がマスマス、五合が半升ということで「商売益々繁盛」という意味だそうです。
芥川賞作家の村田氏は、「昭和の子供の見たトイレ~北九州・筑豊の生活史」という奇抜な題名で、昔の特異なトイレの話を小説家らしく細かく目に浮かぶような表現でおもしろおかしく話されました。昭和30年代くらいの小学校時代の運動会で、1クラス65人の17クラスくらいの大人数に家族が入ってくる混雑さに学校のトイレだけでは当然足らず、運動場の隅に大きな穴を掘って板を渡しただけのトイレの話。深いトイレに落としたときの跳ね返りを防ぐために、羽毛を浮かべたというトイレの話、などなど。帰りには、ついまだ店頭に売り出されていないという「鯉浄土」というサイン入りの本を買ってしまいました。