40年前にタイムスリップ

小学校時代の同級会に行ってきました。3年前に1回目を行っていたので、前回ほど不安ではありませんでしたが、頭の中で40年間も時間を巻き戻すのは容易ではありません。
　埼玉県秩父郡「美の山」の中腹にある「いこいの村美の山」というところで、私は泊まり掛けで参加しました。

　13時から始まって、2次会、3次会、そして車座に囲んで最後はウトウトしながら2時頃まで。
　私の記憶ってなんて貧弱なんだろうと、いつも感じます。「職員室がどこどこにあって、その隣が何とかで、1年1組の教室が・・」「2クラスでぎりぎりだったところに転校生が入ってきて、それから3学級になった。」みなさん、よく覚えてますねえ。私はさっぱり記憶が飛んでいます。今となっては、地名も覚えていなくて、みんなの話題についていけません。

　小学校時代の思い出話が当然のように話題の中心になりますが、よく考えてみたら、今までここ40年の空白に触れないように話していたのかもしれません。みんなきっとこの40年にいろんなことがあったに違いありません。でも、それに触れようとするととても1日では足りません。
「今なんの仕事？どこにいるの？ふ～ん・・」これ以上話そうとすると簡単にはいきません。2次会ではカラオケも少々ありましたが、考えてみたらみんなの歌なんて聞くのも初めてです。それでも、歌の感じがその人の昔の面影を引き出してくるのは、とても不思議な気持ちでした。
　最後の「車座」では、少人数になったので、この40年に話題が集中しました。「健ちゃんはなんで北九州なん？」と改めて聞かれて、自分の中では不思議でもない結末がみんなには説明がいるんだと気付きました。
　寝る部屋は大部屋で、泊まり組の男性9人が布団を並べて床に着きました。ひとりがこう言いました「こうやってみんなで寝るのも修学旅行以来だね。」確かに40年振りだ。

先生方もたくさん参加していただきました。