私の故郷・・・秩父
私の故郷は、埼玉県秩父郡皆野町というところです。池袋から西武秩父線の特急に乗り、約90分かかって終点の西武秩父駅に行きます。そこから秩父鉄道に乗り換えて、親鼻という駅で降りると、歩いてすぐのところに実家があります。でも、いつもは父が車で西武秩父駅まで迎えに来てくれます。
もう80歳を超えている父や母は、ありがたいことにまだ元気です。ただ、北九州からめったに帰らない私にとって、「あと何回会えるだろうか?」と考えると、最近はなるべく時間を作って寄ろうと思うようになりました。
ドラマの「東京タワー」がいよいよ最終回を迎えます。「東京タワー」の地理関係と私とは全く逆方向ですが、この主人公の気持ちはよくわかります。「いつか、駅まで迎えにこれなくなるような日が来るのではないか?」「病院に会いにいかないといけない日がくるのではないか」などと将来を考えると、時間が止まって欲しいと思います。コブクロの「蕾」を聞くたびに、胸が熱くなります。
母が最後までひとりで頑張ってきた商売も、80歳を区切りとして昨年末に止めました。ちょうど昨年寄った際に、母が「もう今年でやめようと思う。」と少し寂しそうにつぶやいた姿をたまに思い出します。「少しずつ時間が流れている」と、実感する日々です。
それでも、明日に希望を持って生きていきたいと思う今日この頃です。
西武秩父駅
秩父の象徴とも言える「武甲山」標高1304メートル
石灰石の採掘場でもあります。
秩父鉄道の「親鼻駅」ここから歩いて1分ほどのところに実家があります。
「親鼻駅」無人駅ではないのに、一般道とも兼用の踏み切り。
澄み渡ったきれいな夜空についシャッターを押してしまいました。