福島空港の乗合タクシー

福島県は福島空港の利用者を増やすため、空港と県内各地を結ぶ乗り合いタクシーも各５００円値下げした、と発表しました。航空需要の落ち込みに加えて、茨城空港との競合が重くのしかかる中、何とか利用客を増やしたいということです。「県が乗合タクシーの値下げを発表した」ということがとても重要な点です。
　福島空港の大きな弱点は、北九州空港と同様、交通アクセスの悪さです。そこで、乗合タクシーが県内各地と空港を結んでいます。今年度県が７００万円の予算を計上し、値下げ分を補助するようです。値引き後の乗合タクシーの運賃は、白河市２０００円、福島市２５００円、いわき市、会津若松市３０００円ということです。
　値段のレベルは北九州地区とあまりかわりませんが、例えば会津若松市までは通常のタクシーで２万円くらいかかるところが、乗合で３，０００円ですから相当安い値段です。
　また、従来は２人以上の予約制だったようですが、１人でも乗車可能にしたということです。